紫微斗数
占いの種類には様々なものがありますが、生まれた日を使って占うものは幾つもあります。その中でも「紫微斗数」について紹介します。「紫微斗数」は太陰太陽暦をもとにした占術として区分けされており、生年月日とその日時を用いて個人の特性や巡ってくる運勢を占うものとなっています。内容としては、西洋占星術のハウスと同じ概念の十二宮へ暦から算出される星を配置し、その星の吉凶象意から占うものです。「命盤」にどの運気が入ったかにより、自分自身も知らなかった自分の本質や運命を理解することができ、今後の進むべき道についても明確に教えてくれます。
「紫微斗数」では、自分の主星が何かを確認します。それによって、性格的な特徴や行動の傾向がわかるからです。例えば、太陽星であれば情熱的で積極的な方です。また、太陰星であればやさしく奥床しい性格です。他にも、破軍星であれば勇猛果敢に突き進む性格だと言えます。これが分かると、物事に対する見方や決断の土台となっている自分の性格的な特徴をしることができます。これを踏まえて恋や仕事、商売、結婚など重要な選択が必要なときに用いられているようです。
時代背景としては、唐の末期から宋の時代にかけて陳希夷が創始したと伝えられています。「紫微斗数
の名前は北極星である紫微星を主とする星々から運命を量る枡を意味しているようです。これを用いる際に四柱推命と併用されることもあるようです。現在では幾つかの流派に分かれているようですが、いずれの流派も明の時代に出版された「紫微斗数全書
を原点としているようです。