恋愛結婚は待つべき!
例えば、新しい勉強や趣味を長く続けることは、とても大変です。
その理由はいろいろ考えられますが、「無駄に感じた」「つまらなくなった」など、ままよくあることです。しかし、誰かに夢中になることは、この限りではありません。
その人のことが気になって周りが見えなくなるのは普通で、たとえ明確な結果が出なくても、何日も何ヶ月もそうした集中力を持続させるだけの力が、恋愛にはあるのです。
しかし、この力を結婚の原動力にしてはいけません。いえ、正確に言えば、十分に気をつけなければならないのです。なぜなら、前述したように周りが見えていない場合は、お互いに雰囲気に押され、その流れや勢いで結婚を決めてしまい、後に引けなくなる。そのようなケースは少なくありません。
恋愛結婚とは
前述より詳しく恋愛結婚について解説している項目です。知っている方は次の項目よりお読みください。
恋をしてから付き合いだしてそのままの流れで結婚をする事です。参照した資料は古いですが恋愛結婚は増加傾向に対して、一年以内の結婚意識は低下気味のようです。
(参照資料(結婚の動向 図表1 晩婚化の進展))
結婚式を挙げずに婚姻届のみ出す式なし婚も多いです。(現代女性の結婚式に対する意識と実態)
最新の資料ではありませんが離婚は若い人ほど高くなる傾向があります。
(平成17年版 国民生活白書 女性の離婚に対する抵抗感は薄れているより)
流れが似た言葉にできちゃった結婚があります、これは、結婚まで考えていなくても二人の間に子供ができてから結婚するのでやや意味が違います。
またお見合い結婚の場合は最初から結婚や共同生活などを目的にしている為、恋愛結婚とは意識も目標も根本的に違います。
恋愛と結婚は別物ということ
先入観を持っている人が多いですが、恋愛の終着点は結婚ではありません。
恋愛は恋と愛は別物ですが端的に言えば、子孫を残すシステムなんです。
では結婚は何かというと、“社会的に承認された夫と妻の契約”となります。つまりは人が作ったシステムです。
結婚(けっこん)とは、夫婦になること[1]、社会的に承認された継続的な共同体をつくることを目的とする契約である。類似概念に婚姻(こんいん)があり、社会的に承認された夫と妻の結合[2]をいう。後述のように学術的には「結婚」はもっぱら配偶関係の締結を指し、「婚姻」は配偶関係の締結のほか配偶関係の状態をも含めて指している[3]。
「結婚- Wikipedia」『ウィキペディア日本語版』(Dec.2013年10月12日取得 UTC)より引用
まとめると恋愛は生物的なシステムに対して、結婚は社会的システムとなり、恋愛と結婚は別物ということになります。
なので恋愛から結婚に必ずしもつながらない別々の物、恋愛は恋愛、結婚は結婚だと分別して理解する事がとても大切です。
なぜ恋愛結婚で失敗するのか
一番の理由は金銭面です。結婚式の相場は300~350万で、安く済ませようとしても約100万円程度かかります。
(Ⅱ.結婚式場業の概況)
二人が働いていた場合など出せる場合は問題ありませんが、出せない場合は同居から始める方が多いと思いますが同居は後述する理由で冷める要因の一つです。
また金銭という具体的な数字を見る事で現実を見て、そこから恋が冷めてしまう事もあります。
金銭の問題が無いか解決した場合に次に多い失敗は相手への理想と現実の差を感じる事です。現実を見る事でそこから冷めてしまい破局を向かえる事が多いです。
例えば男は肉体がごつごつしてて男らしく逞しい、女は謙虚で女らしく奥ゆかしくと言った具合に何かしら相手への理想を持っているものです。
恋をしていると脳内は相手に対して理想と現実の戦が常に起きています。相手の嫌なところというのは見えてきませんし、見ようとしません。しかしふとしたきっかけで現実を見てしまえば、そこから一気に現実に戻されて冷めてしまいます。
冷めるきっかけで一番の理由は、一緒に暮らし始める事です。今まで知らなかった相手の趣味や癖を嫌でも見てしまいだんだんと冷静になって客観的に見ると恋がいつのまにか冷めていたなんてこともあります。
同棲の次によくあるのが性行為で肉体を交える場合です、普段は見えない部分なので相手への理想がより高くなり、いざ行為をしてみると、昨日と今日では世界が違うような気がするようになるなどよくある話です。
行為や同棲での自己開示は愛の発展には欠かせないものです、しかし恋をしているとどうしても理想と現実のずれがおきてしまうものです。とくに性行為後は、男性の場合はそれで終わろうと、女性の場合はそこから始まろうと意識の働きで性差が存在し男女でずれが生じてしまいます。
こういったズレを積み重ねてお互いが別れる根幹となります。
恋愛結婚での成功法
やはり現実を見る事が大切です。それと多少の事なら許容する事です。
次に必要なのが会話と尊敬です。恋は相手へ没入しているにすぎません、愛するにはそこから一歩進んで尊敬に近い敬う事が大切です。
なので倦怠期の夫婦に多いですが、相手の嫌なところを粗探ししたり揚げ足を取ろうとしたりしてはいけません。そんな不毛な事に二人の貴重な時間を費やすくらいなら本音をぶつけあったほうがいい事は明白です。
結婚前に相手と同棲を長くしてみる事や、色々な話を建前とか嘘を少なくして話してみるなどの工夫も必要です。
まとめ
恋という言わば幻覚に囚われている内は分からなくても、ゆくゆく色々見えてきてそこから悟ってしまうと毎日が惰性のようになってしまいます。
相手の理想と同時に結婚への理想を追っている可能性もあります。理想と現実の違いを感じてつまらなくなってしまうのは大変悲しい物です。 なので恋愛結婚は待つべきだと思います。
結婚前なら一度同棲してみたりして相手の事をしっかりと見て、結婚後ならしっかりと言い合える会話を無くさないようにする事が大切です。